仕事が忙しくて、何回も歯医者に通う時間なんて取れない、という方へ。平日は残業が続き、休みの日も予定が詰まっていると、歯並びを整えたい気持ちがあっても「一体何回通えばいいのか」が分からず一歩を踏み出せないことがあります。ここでは、セラミック矯正の治療期間と通院回数の目安を、来院の流れに沿って具体的に整理します。
セラミック矯正は前歯4〜6本なら1ヶ月前後で装着まで進める設計が可能です

セラミック矯正は歯を動かすのではなく、歯を削って被せ物の形と向きで見た目のズレを整える方法です。前歯4〜6本程度で、神経の状態や歯並びの乱れが大きくない場合は、検査から装着まで概ね1ヶ月前後で計画できることが多くあります。
精密検査からセット完了まで概ね3〜5週間が目安
歯の形成(削合)、仮歯での確認、セラミックの技工作製、最終セットという流れをたどるため、被せ物の作製期間を含めて3〜5週間程度を見込むケースが一般的です。
抜髄や歯並びの乱れが大きい場合は装着までの期間が延びることがある
神経に近い部分まで歯を削る必要がある場合や、歯の傾きが大きく歯軸を変える必要がある場合は、便宜的に神経の処置(抜髄)を行うことがあり、その分の治療回数と期間が加わります。柳瀬賢人院長は、こうした個人差を踏まえ、削る量やリスクについて事前に選択肢を示すセカンドオピニオン対応も行っています。
当院ではCTとiTeroの検査結果をもとに、初診時に治療期間の見通しを共有
当院では歯科用CTによる3次元立体撮影とiTeroの光学スキャンをあわせて行い、歯の向き・神経までの距離・咬み合わせを確認したうえで、装着までの回数と期間の見通しを初診時にお伝えしています。セラミック矯正全体の治療内容についてはセラミック矯正の治療内容でも詳しく紹介しています。
通院回数は3〜4回、1回30〜60分が目安です
多くのケースでは、初診・精密検査、歯の形成、仮歯の確認、最終セットの4段階を経るため、通院回数はおよそ3〜4回、1回あたり30〜60分程度が目安になります。
初診・精密検査で治療計画と回数の見通しを確認
CT撮影・口腔内写真・iTeroスキャンを行い、歯並びと咬み合わせのデータをもとに治療計画と概算の通院回数を説明します。
歯の形成・仮歯の調整回数は削る本数と状態で変わる
削る本数が多い場合や、仮歯の段階で見た目・咬み合わせの微調整が必要な場合は、この工程の来院が1回増えることがあります。
最終セットとかみ合わせ調整で治療をひとまず終える
完成したセラミックを接着し、咬み合わせを最終確認して治療を終えます。装着後も数ヶ月〜半年に一度のメンテナンスで状態を確認します。
| 来院回数 | 主な内容 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 1回目 | 精密検査・診断・治療計画の説明 | 40〜60分 |
| 2回目 | 歯の形成・型取り・仮歯装着 | 60〜90分 |
| 3回目 | 仮歯の確認・咬み合わせ調整 | 30〜40分 |
| 4回目 | セラミック最終セット | 30〜40分 |
厚生労働省の患者調査では、歯科診療所における再来患者の平均診療間隔を年齢階級別に集計しており、通院のペースには個人差があることが示されています[1]。ご自身の生活リズムに合わせて予約間隔を相談することが、無理のない通院につながります。
治療が早く終わる人と時間がかかる人には見分け方があります

同じ「セラミック矯正」でも、歯の状態によって早く終わる人と時間がかかる人がいます。事前にどちらに近いかを把握しておくと、通院スケジュールを立てやすくなります。
神経が健康で歯並びのズレが軽度なケースは短期で進みやすい
虫歯や神経の治療歴がなく、被せ物で覆う範囲のズレが小さい場合は、抜髄などの追加処置が不要なため、比較的短い期間で進みやすい傾向があります。
歯ぎしりや咬み合わせの調整が必要な場合は仮歯期間が延びる
咬み合わせが強い方や歯ぎしりの習慣がある方は、仮歯で咬み合わせを確認する期間を長めに取ることがあります。
マウスピース矯正との違いを理解して選択肢を検討する
歯を動かさずに整えるセラミック矯正に対し、時間をかけて歯自体を動かすマウスピース矯正(インビザライン)という選択肢もあります。歯を削る量や仕上がりの考え方が異なるため、両方の特徴を踏まえて選ぶことをお勧めします。
iTeroスキャンを使うと型取りのための来院を1回減らせる仕組みです

型取りのやり直しは通院回数が増える一因ですが、光学スキャナーを使うことでこの手間を抑えやすくなります。
従来のシリコン印象は変形により再来院が必要になることがある
シリコン印象材を用いた印象は、保管中の変形や気泡の混入によって型取りをやり直すことがあり、その分の来院が発生しやすくなります。
光学スキャンはその場で画面表示し撮り直しの手間を抑えられる
当院で導入しているiTero(iTero 5D)は、口腔内を光学的にスキャンしてその場でデータを画面に表示できるため、撮影範囲の不足があればすぐに追加スキャンで対応でき、後日の型取りのためだけの来院を減らしやすくなります。
TRIOSと連携し技工所への発注もデータで行い待ち時間を抑える
スキャンデータはTRIOSとも連携し、技工所への発注をデジタルデータで行うため、模型の郵送などにかかる時間を短縮しやすくなります。目黒駅から徒歩1分という立地に加え、平日19:30まで・土曜9:00〜17:00の診療時間もあわせて、仕事帰りや休憩時間を使った通院を計画しやすくなっています。
まとめ
- セラミック矯正は前歯4〜6本の軽度なケースなら、検査からセットまで概ね1ヶ月前後、3〜5週間が目安です
- 通院回数は3〜4回、1回30〜60分が一般的な目安で、削る本数や神経の状態によって回数が変わります
- 神経が健康で歯並びのズレが軽度な人は短期で進みやすく、咬み合わせの調整が必要な人は仮歯期間が延びる傾向があります
- 当院ではCT・iTero・TRIOSを活用し、型取りのやり直しによる来院を減らす体制を整えています
- 目黒駅徒歩1分・平日19:30まで・土曜9:00〜17:00診療のため、仕事帰りでも通いやすい通院計画をご提案できます
目黒I’s歯科・矯正歯科では、平日は19:30まで、土曜は9:00〜17:00まで診療しており(日曜は2026年5月より一時休診中)、仕事帰りや休憩時間を活かした通院スケジュールをご一緒に検討できます。ご自身の歯並びでどの程度の期間・回数がかかりそうか気になる方は、まずは初めての方へ(初診の流れ)をご覧いただき、通院ペースのご相談にお越しください。お電話でのお問い合わせは03-3441-7800まで承っております。
参考文献
[1] 厚生労働省「患者調査 平成29年患者調査 上巻(全国) 54 歯科診療所の推計患者数,初診-再来×性・歯科分類別;再来患者の平均診療間隔,年齢階級×性・歯科分類別」e-stat.go.jp
